言葉の重さと軽さ

1 むやみやたらに球を打たない

確かになんでもかんでも拾いにいくのは、曖昧な返ししかできない話題もあるから、言葉の価値が下がる。ただ軽い言葉も場面によっては重宝される。合コンや大人数での場ではそういう人がいたほうが、盛り上がるし楽しい。しかし仕事で自分のお願い事を通したい時は、話は変わる。お客さんとにオファーを通したい場合、明るい雰囲気はいらない。むしろ適当感が出る。言葉に重みを持たせたい時、自分が深く語れる話題で戦わないと、打ち返せない。

2長いものに巻かれない

誰かの意見や上の立場の考えを脳死して受け入れる=自分の考えがない。つまりその言葉は自分のものではない。だから軽くなる。

3伝えることに対するプライド

これが個人的に一番重要だと考える。話すではなく伝える。ここでいう話すはただの会話のこと。伝えるは、話し方、内容、身振り手振り、視線、間、体の向き、雰囲気、すべてをコントロールした上で、目の前の人に自分の思いを刺しにいくこと。ただ単に話すだけでは印象に残るのは人並み程度、それは当たり前で、普段からここまで伝えることに対するこだわりを持っている人はそういない。つまりどれだけ言葉を考えているかいないか。相手の立場に立った時、どういう言葉をどのような雰囲気からまたどのような建付けから話すのか。ゴールから逆算して、設計して完成させていくものなのかもしれない。自分も普段はなかなか意識できていない。言葉をまだまだ操れていない。理由は考えられていないから。どうやったら刺せるのか、心からの共感を産めるのか、他の人となんか違うと無意識に思わせることができるか。すべてはコミュニケーションの力。話し方1つでどれだけでも見る世界は変わる。このブログも自分の言葉力を上げるためにはじめた。自由自在に言葉を操れるようになりたい。そして目の前の人を自分のトーク力一つで楽しませられるようになりたい。少し言葉の重さの話とはズレるが、共通している部分はある気がする。トーク力も言葉に対するこだわりを持って伝える技術。自分も今後は、なんでもかんでも話に乗るのではなく、あくまで自分の頭で考えて答えが導き出せた時、話す。ヒカルも確かに言ってたが、トーク力とはどれだけ答えを持っているからしい。つまり答えが少ないと軽くもなる。それが1のむやみやたらに球を打つことと同じ。答えがなくわからないのに、話に入ることは上手く着地させられない。ちゃんと考えよう